2014年10月27日月曜日

職人の意思を継ぐ。

全くタイトルと似つかない話しで始まり失礼いたします。。。

私たちの活動拠点である「鯛の蔵」、
定期的に開館するようになってから
毎週たくさんの人が来てくれますが、
近くに住んでいるこの子たちも急に入って来ては
2階にダッシュで駆け上がり、すぐに降りてくることが
頻繁にあります。

様子をうかがっていますね。



この前の夏に、入り口の戸を開けっ放しにしていたら
いつの間にか入って来ていて、
誰もいないはずの2階になにやら音が聞こえたのを
不審者かと思って、ビクビクしながらホウキを持って2階にあがると、
この子が隅っこに小さく固まっていたなんてこともあったくらいです。


昨日は「鯛の蔵前の電気屋さんに7匹もいたんですよ!



こんな平和を感じる日曜日の鯛車教室ですが、
今回はもう一人ゲストの方がいらっしゃいました。

新発田で金魚台輪を広める活動をしている沖さんという
女性の方です。

まず金魚台輪がどういうものかと言うと
ほとんど鯛車と見た目も作りも同じなのですが、
尻尾の形が花びらのように1枚の紙でできているのが
特徴で、鯛車はお盆ですが金魚台輪はお祭りに
今でも使われている山車で、実物はものすごく大きいものです。
昔、新発田のお殿様が金魚が好きで作らせたそうで
もしかしたら原型は鯛車だったのではないかとも
言われているようですよ。


話しは少しさかのぼりますが、
今から9年前に、私がまだ鯛車教室をはじめたばかりの時に
当時金魚台輪を一人で作っていた新発田の太田さんという
職人さんを訪ねたことがありました。
その時に金魚台輪を作る工程を一通りおしえてもらい、
太田さんと交流が始まったのですが、
その太田さんが3年前に亡くなりいよいよ金魚台輪も
作る人が途絶えてしまい、とても寂しい気持ちでいっぱいでした。

しかし、昨年に金魚台輪を復活させたいという女性がいるというので、
紹介したいという話しをいただき、作り方も似ているということから
巻にきていただき、金魚台輪ではなかったですが、
鯛車の作り方を私たちプロジェクトで指導させていただきました。

あれから1年ぶりに完成した金魚台輪を持って
教室に遊びに来てくれました。

これが金魚台輪の発起人の沖さん。




話しを聞くと太田さんが亡くなり、太田さんが使っていた道具や
材料を全てご家族が処分されたようで何も残っていなかったようです。
私が訪ねた時はおそらく何百台もの数が作れるような
材料がパーツごとに棚に入れられていたのをよく憶えているだけに
残念でなりません。

しかし奇跡的に伝わった技術がひとつありました。
職人の太田さんが使っていた金魚に塗る赤い色は
新発田のちょうちん屋のおじいちゃんが
調合していた色なのですが、沖さんがそのちょうちん屋のおじいちゃんが
亡くなる直前に会うことができて色の作り方を教わったんです。
これは本当に間に合ってよかった!!


今回の鯛車教室では、その貴重な色の調合を実際にやって見せてもらいました。
教室の生徒さんたちは囲むように実演の様子を見ていましたよ。


ここは企業秘密!?というか
うまく説明できませんが、顔料の粉とにかわの代わりになる
ある粉をゆっくり混ぜ合わせていきます。






せっかくなので完成した色を
塗らせてもらったのですが、
とても発色の良い赤い色でした。





鯛車の先生たちは大興奮!!
とても良いデザイン。
私たちも勉強になります!



沖さんも私と同じように小さい時に金魚台輪を観て育ったようです。
そして今、金魚台輪の技術を子どもたちに伝えたいと日々研究されています。
これからどんなふうに広がっていくか楽しみですね。
形は違いますが目指している方向性は同じで
とても共感できました。今度は新発田に遊びに行きたいです。
その時は鯛車をお土産に持って(笑)
わざわざ巻までお越しいただきありがとうございました。
いただいた金魚台輪は鯛の蔵の階段の前の棚に飾らせて
もらいましたのでみなさん、ぜひ観に来て下さい!



教室もスムーズに進んでいます。




 
鯛の形になってきましたね!





みんな良い顔で作っているのが
何より嬉しいです!





それでは次回お楽しみに!



と、言いたいところですが
また11月の前半から渡米して鯛車をおしえてきたいと
思いますのでこちらの教室の様子はしばらくお休みになります。
巻の鯛車教室はまた戻り次第お伝えしますね。
お休みの間、巻の先生たちにお任せして行きます。
巻は優秀な先生がたくさんいるので問題なしです!
問題はガルベストンの参加者が昨年より増えて
20名を3人でおしえないと。。。

果たしてどんなふうになるか楽しみですね。
日本と違って一筋縄でいかないところも実は魅力的。
なるべく現地にいる間にブログ更新できたらと
思ってますのでお楽しみに!!

次回は新潟の姉妹都市アメリカ、テキサス州
ガルベストンからお伝えします!






2014年10月21日火曜日

秋の鯛車教室、始まりました!!

鯛車教室の季節がやってきました。
今回でなんと19回目!!
2005年の初年度のみ、年に1回でしたが、
2006年からは年に2回のペースで開催してきました。

参加人数総勢500人、完成した鯛車の数は1,000台を超えます。
500人の人たちが鯛車を作れるなんてすごくないですか!?
その中で残っているメンバーが先生となり、
私たちプロジェクトを支えてくれています。

始めた当初に感じていたことがありました。
それは、はじめだけ盛り上がりそのあと続かないことが
一番怖かったので、例え小さな広がりでも
続けて行くことを大事にしようと
プロジェクトを立ち上げた土田さんと決めたことでした。
今思うとこれは間違いではなかったんですね!

さて、2014年度秋の鯛車教室ですが
前回の予約者で定員が埋まってしまったため
公に募集は出せませんでした。申し訳ございません。

次回は来年6月になりますが、
参加してみたい方いられましたら
以下の番号又はアドレスにご連絡ください。
今後は教室の回数を増やすなど
もっと多くの方へ鯛車をおしえられるように
考えて行きたいと思いますので
よろしくお願いします。

090-7413-7793
taiguruma@gmail.com


それでは秋の鯛車教室の模様です。


初日の朝は、秋のすっきりした空気でした。






今回は25名の生徒さんです。
人数が多いので初の2会場同時開催です!






カメラから逃げるK先生。
K先生は一期生なんですよ!







その川端先生(笑)、技術も尚更ながら
教え方がうまいですね!!








3期生の元校長先生の長嶋先生が
おしえているのはプロの陶芸家の方。
色々な職業の方に参加いただいています。






こちらは若者チーム!
最近は少しずつですが若い方も増えてきました!






この参加者の方は
隣町の方で、前から鯛車のプロジェクトに
関わりたかったとのことでした!
嬉しいですね!






今回の会場ですが
巻コミュニティセンターと鯛の蔵の2会場で開催しています。

どちらも巻文化会館の前です。見学など大歓迎ですので、
お近くにいらっしゃいましたらぜひお寄り下さい。

また鯛の蔵は毎週土曜日の午後と日曜は一日空いていますので
こちらも覗いてみてください。
8月から鯛の蔵二階で行っている
「高橋さんが私たちへ残してくれたもの
 高橋哲男展」はご好評につき、
11月23日(日)まで延長になりましたので
こちらも合わせてお楽しみください。

それでは次回もお楽しみに!!




2014年10月7日火曜日

秋の「鯛の宵」終わりました!

先月末、おかげさまで「鯛の宵」中秋の巻、
無事に終わりました。

こちらもお盆と同様に天候にも恵まれ、
鯛車も外を目一杯に走ることができて
喜んでいたのではないでしょうか。

今回も前回と同様にカメラマンの志賀さんに
撮影をお願いしました。
志賀さんの写真はその場の空気感を見事に捉えてくれます。
言葉でうまく説明はできませんがただの写真じゃなくて
自分の目で見た光景をそのまま表現してくれているというか。
その場に行き交う人の足音や聞こえてくる音楽が
かすかに感じとれるというか、そんな作品です。

前回の志賀さんが撮った「鯛の宵」はこちら
http://taiguruma.blogspot.jp/2014/06/517.html




それでは志賀さんの写真とともに会場の様子をご覧ください!




メイン会場では小学生が作ったペットボトル製の
アートキャンドルも鯛車とともに並びました。






今回は小学生によるよさこいも披露!
堂々とした踊りがカッコ良かったです!






隣の西川町よりファイブスターアイランズさんの
フォークソングも雰囲気にマッチしてました。
急なお願いに対応していただきありがとうございました!






会場内はススキなど秋を感じる展示にしました。





それでは鯛の宵はどうなっているのか
楽しみ方を少し紹介しましょう!




まず自分の好きな鯛車を選んで、借ります。








これでいいかな!?
中にはもちろんろうそくの灯りが入ってますよ!







ご家族やお友達と一緒にお店を巡ります。







お店をまわり、飲食してスタンプを集めます。
今回は採れたて野菜も販売してましたね。







スタンプを集めたら鯛車の貸し出しをしていた
会場へ戻ります。







各お店で1つスタンプをもらえるので
4つ集めて抽選会に!何がでるかな!?








特賞の鯛車が大当たりー!!







鯛車を貸し出す前に鯛車と一緒に記念写真を撮り、
戻る頃にはプリントしてお渡ししています。






以上、このような流れになっています。


この「鯛の宵」の会場となる東浦通りは、商店街の1本手前の通りで、
昔は川が流れていて着物を着た芸者さんが歩き、料亭もたくさんあった
由緒ある通りだったんです。今は川に蓋がのせられ、料亭もほとんど
なくなり、風景は変わってしまいましたが
まだこの通りには小さな飲み屋さん、お寿司屋さんが
残っています。こういったお店にスポットを当てて、
いつか私たちがイベントを仕掛けなくても自主的にお店のみなさんが
イベントを開催してくれたらいいなという想いで4年前からはじめたものです。

当日は本当にたくさんの人たちがきてくれました。
リピーターがたくさんいるのが嬉しいですね。

次回は来年の春を予定しています。
誰でも参加できるイベントです。
もし、会場でコンサートをやりたい
スタッフとして関わってみたいという方大歓迎です。

今回は10名の素晴らしい助っ人チームが来てくれて
イベントがスムーズに進みました。
関わっていただいたみなさん、
本当にありがとうございました。








次回もお楽しみに!!





2014年10月5日日曜日

お盆を彩る鯛車たち。

1ヵ月以上も前の話しですが、
お盆に行った「鯛の盆」と
同時にスタートした「高橋哲男展」の
報告をさせていただきます。

今年のお盆も天候に恵まれ、
たくさんの鯛車を引いた子どもたちがお墓参りに行く姿を
観ることができました。


当日の様子をご覧下さい。

メンバーが作ってくれた看板。
これがメイン行事です!






小学校の鯛車教室で
子どもたちが作ってくれた文字絵も大活躍!







いよいよ準備が整ってきました。
浴衣姿のスタッフももちろんいます!







いよいよ貸し出しスタートです!






鯛車を引いてお墓参り。
私の頃はなかったので羨ましいです。。。







暗くなるにつれて
鯛車貸し出しの参加者が増えてきました。
一時、ほとんどの鯛車が出払う場面も!!







お盆の風景には
鯛車がとてもよく似合います。







この日の思い出をいつまでも憶えていて
ほしいですね







貸し出し場所の前には
巻南小・北小学校の鯛車が並べられました。
2005年から各小学校で教室を始めたので
10年分の鯛車になります。
時間が経つのは本当に早い。







そして鯛の蔵2Fでは「高橋哲男展」がスタートしました。


高橋さんが生前所属していた
バンドのメンバーから豪華な花盛りが届きました!
関係者の方々、ありがとうございました。







この日のために高橋展を記念した
記念グッズもいくつか作って販売しました。







ものすごい人です。今年は
スタッフも大増員しました!







みんなおつかれさま!








これまで貸し出しを続けてきた成果があったのか
たくさんの人たちが鯛車を借りてお墓参りに
行ってくれました。
とくにリピーターの方が必ずきてくれるのが嬉しいです。

10年前に鯛車をおしえて小学生だった子が成人を迎えてたのも
驚きでした!それでも毎年必ずお盆に顔を出してくれるのが
嬉しいですね。
私もそれだけ歳をとったわけですが、
年を積み上げてきたものが身になる喜びは
ものすごく大きいです。

来年もお盆の13日に鯛車貸し出しを予定していますので
まだ巻に住んでいて来たことのない人、
お墓が近くにあるけど、鯛車を引いたことがない人、
ぜひお越しください。

そして鯛の蔵2Fで開催していた「高橋哲男展」ですが、
本来9月末で終わるはずでしたが、
好評につき11月23日(日)まで延長が決定いたしました!!
こちらも引き続き、よろしくお願いします!!

―――――――――――――――――――――――――――――――

「鯛の蔵」は
毎週土曜日の13時〜17時、
毎週日曜日は9時〜17時まで開館しております。
※10/18(土)はスタッフ不在のためお休みになります。